貸借対照表の照合

ハルノが貸借対照表の各勘定科目を裏付けとなる明細表と突き合わせる方法、各ステータスの意味、明細表が必要な残高、そして照合結果によって、月がロックされるときの状態がどう決まるかを説明します。

ハルノにおける「照合済み」の意味

勘定科目が照合済みとなるのは、明細表の作成対象月の時点で、裏付けとなる明細表の合計が総勘定元帳の残高と 1 セント単位まで一致する場合です。重要性基準によってステータスの判定が緩められることはありません。1 セントの差異でも「例外」になります。「照合済み」のステータスは 2 つの数値が一致していることを示すだけで、どちらの数値についても意見を述べるものではありません。

項目内容
「Per schedule」(明細表の金額)決算月時点で明細表が示す合計額。明細表自身の行から計算するか、タブの合計行から読み取ります。
「Per GL」(総勘定元帳の金額)タブに記載されている「Per GL」の金額。ほとんどの明細表には記載がないため、その勘定科目・その月については、会社の貸借対照表から取り込んだ残高をハルノが使います。
「Difference」(差異)「Per schedule」から「Per GL」を引いた額を、セント単位に丸めたもの。タブに合計行と「Per GL」行の両方がある場合は、ハルノが自分で計算し、タブの「Difference」セルは無視します。そのため、更新されずに残った古い差異が一致を装うことはありません。

照合は決算のたびに、その時点の元帳を対象として実行されます。明細表から元帳へ記帳されることはありません。差異は報告されるだけで、財務諸表の数値は変わりません。「決算とは」をご覧ください。Windows 版ハルノでも同じように照合されます。このページでは Mac について説明します。Windows で異なる点は、「Windows 版ハルノ」をご覧ください。

照合ワークブック

照合ワークブックは、会社が月末の貸借対照表の照合のために管理している Excel ファイルで、目次シートと、勘定科目ごとに 1 つのタブで構成されます。ワークブックは任意です。なくても会社は決算できますが、何も照合されません(「ワークブックのない会社」をご覧ください)。ワークブックがあれば、決算のたびにワークブックが対象とする勘定科目が照合され、その会社に照合バインダーレポートが用意されます。

構成要素ハルノが必要とするもの
目次シート「TOC」という名前の表示中のシート、または「Table of Contents」と書かれたセルがあるシート。最初の下書きでは「TOC」の大文字・小文字は問いません。以降のワークブックでは、マッピングに記録された名前とまったく同じ名前にする必要があります。
決算日(月末)目次シートにある日付。すべて同じ月の日付でなければならず、ワークブックはその月の末日を照合します。日付がない場合や、会社の財務諸表が報告する最新の月を含む複数の月の日付がある場合、ハルノはワークブックをその最新の月時点のものとして読み取ります。その最新の月を含まない複数の月の日付がある場合は、その会社の決算が止まります。月を別の方法で指定する設定はありません。
勘定科目タブ目次シート以外で、名前が数字で始まる表示中のシートすべて。それ以外のシートは読み飛ばされ、非表示のシートは読み込まれません。
勘定科目番号タブ名の先頭にある 3〜6 桁の数字(「1440 Adv to Suppliers」は 1440 と読み取られます)、または「Account」と書かれたセルの右にある番号。アプリには、その番号に対応する元帳上の名前(1440 Advance to Suppliers)が表示されます。勘定科目表にない番号は、タブに独自の「Per GL」がない限り「open」(未検証)になります。

設備の取得原価とその減価償却累計額の両方を照合する 15XX Fixed Assets という名前の固定資産台帳には、勘定科目番号がありません。下書きは、この台帳から 2 つの勘定科目を読み取り、次のように尋ねます。「tab '15XX Fixed Assets' is read as reconciling TWO accounts: 1510 against its cost column and 1610 against its accumulated-depreciation column — confirm the second belongs to this schedule.」(タブ「15XX Fixed Assets」は、1510 を取得原価の列と、1610 を減価償却累計額の列と照合する、2 つの勘定科目のタブとして読み取られました。2 つ目がこの明細表に属することを確認してください)。あわせて、読み飛ばしたシートも一覧で示すので、そのどれもが勘定科目を照合するものでないことを確認できます。

最初の追加と毎月の追加

ワークブックは、セットアップページでエクスポートと一緒に追加します(「会社にファイルを追加する」をご覧ください)。その[読み取り形式]ボタンには、[自動(照合)]と表示されるはずです。この一覧では、[照合]が照合ワークブックと QuickBooks の照合レポートに対するアプリ上の呼び名です。別の表示になっている場合は、[会社から削除]で削除し、ワークブックのレイアウトを直してからもう一度追加してください。削除せずにもう一度追加すると、両方のコピーが残ります。[読み取り形式]で形式を強制指定しないでください。その選択は下書き内のすべてのファイルに適用されます(「読み取り形式」をご覧ください)。次に、マッピングを下書きし、[重要性基準(ドル)]と[他で照合済みの勘定科目]に回答します。前払費用または固定資産のタブがある場合は[資産計上のしきい値(ドル)]にも回答し、マッピングを承認します。ワークブックなしで下書きしたマッピングのあとに追加したワークブックは、もう一度下書きするまで読み込まれません(「ワークブックを後から追加する」をご覧ください)。

毎月、決算する前に、会社のページで[帳簿]▸[エクスポートを読み込む…]を使ってその月のワークブックを追加します(「マッピングの下書き後にファイルを追加する」をご覧ください)。以前のワークブックは残り、決算のたびに読み込み直されます。

  • 目次シートの名前は、最初のワークブックとまったく同じにしてください(「TOC」と「Toc」は別のものです)。そうしないと、そのワークブックは読み込まれません。
  • タブ名は変えないでください。「15XX Fixed Assets」のように名前に勘定科目番号がないタブは、名前が完全に一致するかどうかで対応づけられます。名前を変えると「open」になり、その月の 1510 と 1610 には明細表がない状態になって、recon_coverage が出ることがあります。番号付きのタブは、名前が番号で始まっている限り、これまでどおり機能します。
  • ワークブックは 1 か月につき 1 つだけ追加してください。同じ月のものを 2 つ追加すると、勘定科目ごとに保持される結果は 1 つだけで、最後に読み取られたワークブックのものです。同じ名前で保存されたコピー(<ファイル名> 2.xlsx)は、元のファイルの直後に読み取られます。ほかのファイルは名前順に読み取られるため、最後に読み取られるものが、最後に追加したものとは限りません。
  • ファイル名には、「Recon 2026-06.xlsx」のように年と月の数字を使ってください(「ワークブックが照合する月」をご覧ください)。
  • 追加する前にワークブックを確認してください。修正したコピーは元のファイルに置き換わらず、その横に保存され、両方が読み込まれます。決算が読み取ったファイルは、その数値が報告済みの月に含まれているため残ります。それ以外のファイルは削除できます。たとえば、その後に追加したファイル、マッピングが読み取らないファイル、ハルノが読み取れなかったファイルです。

ハルノが読み取らないもの

  • 銀行の取引明細書。現金は通常、会計ソフトで照合されます。QuickBooks 自身の照合レポートを PDF として保存して追加してください(下の「QuickBooks の照合レポート」をご覧ください)。貼り付けた銀行勘定調整表は、そのタブに「Per GL」(帳簿残高)というラベルの行と「Total」(調整後の残高)というラベルの行がない限り、「open」になります。
  • 買掛金年齢表。代わりに、QuickBooks の買掛金年齢表を単独のファイルとして追加してください。ハルノは、指定した買掛金の勘定科目と突き合わせます。
  • 定額法以外の償却方法、非表示のタブ、および .xls または .xlsm のファイル(.xlsx として保存してください)。

QuickBooks の照合レポート

照合は QuickBooks から取り込むこともできます。銀行口座またはクレジットカード口座について QuickBooks が出力する照合レポートを、PDF として保存したものです(「照合レポート」をご覧ください)。[ファイルをアップロード]で追加するか、ウィンドウにドロップして追加します(QuickBooks を読み取る会社の[ファイル]タブには、そのための[照合レポートを追加]セクションがあります)。その行には[照合]と表示され、マッピングを変更する必要はありません。それ以外の PDF は「コピー済み · 未使用」と表示されます。「This PDF isn't a QuickBooks reconciliation report, the only kind of PDF Haruno reads. Export the report to Excel (.xlsx) and add that file.」(この PDF は QuickBooks の照合レポートではありません。ハルノが読み取る PDF は、この 1 種類だけです。レポートを Excel(.xlsx)にエクスポートして、そのファイルを追加してください。)

ハルノは、レポートを、その取引明細書が終了する月のその勘定科目の照合として読み取ります。「Per schedule」は取引明細書の期末残高に未清算の取引を加えた額、「Per GL」は取引明細書の終了時点のレジスター残高です。ステータスはワークブックと同じ規則に従い、1 セントの差から例外になります。レポート自身の「Summary」が合計と合わない場合は例外で、その月の末日より前に終わっているものは「Per GL」が表示されません。使用できないレポートは決算結果で名前が示され(「‹file› was not filed as a reconciliation: …」)、読み飛ばされます。その勘定科目が帳簿にない、その月の残高が帳簿にまだない(残高ができれば読み取られます)、またはその月のその勘定科目はすでにワークブックで照合されている、のいずれかです。

帳簿が QuickBooks から取り込まれる会社は、これらのレポートだけで照合します。その会社に追加したワークブックは読み取られません(「QuickBooks と会社の帳簿」をご覧ください)。会社を Excel ファイルから QuickBooks に切り替えると、ワークブックで照合されていた月は、QuickBooks の照合レポートがその月を対象にするまで「not reconciled」になります。そのような会社に何の照合が期待されるかは、「照合の網羅性と除外」に記載しています。

ハルノが各タブを読み取る方法

ハルノは、番号付きのタブを名前ではなく、列見出しの語句によって分類します。下の表を上から順に見て、そのタブのどこかにすべての語句が現れる最初の種類が採用されます。大文字・小文字、セル内の改行、余分なスペースは無視されます。2 行にまたがる見出し(「Accruals」の上に「Reverse」があるもの)は、1 つの見出しとして数えます。特定の勘定科目に結びついた種類はありません。たとえば給与関連負債のタブは、見出しが一致する形式として読み取られ、どれにも一致しなければ「external」として読み取られます。

種類(アプリ/バインダー)含まれる見出し「Per schedule」の求め方明細行
prepaid amort / prepaid_amort(前払費用の償却)「# of mos」と「Start Date」決算月の列にある「Ending Balance」の行。なければ、「End Balance 12/31/<決算年>」という見出しの列の合計なし
fixed assets / fixed_assets(固定資産)「Useful Life」取得原価:「Purchased」列の合計。減価償却累計額:その累計額の列の合計を符号反転したものなし
accrual reverse new / accrual_reverse_new(未払計上の戻しと新規計上)「Reverse Accruals」と「New Accruals」最後の「Balance」列の合計あり
rollforward / rollforward(ロールフォワード:期首残高から期末残高への増減表)「Beg Bal」と「End Bal」「End Bal」列の合計あり
bank stmt / bank_stmt(銀行勘定調整表)「Reconciliation Report」タブの「Per GL」行、合計行、「Difference」行のみなし
external / external(その他)上記のいずれでもないタブの「Per GL」行、合計行、「Difference」行のみなし
読み取る列と、フッター行
種類読み取る列
rollforward「Date」;「Vendor」、「Name」または「Payee」;「Description」、「Memo/Description」または「Memo」;「Beg Bal」;「Debit」;「Credit」;「End Bal」。行として読み取られるには、取引先と「Beg Bal」の数値が必要です。
accrual reverse new「Vendor」;「Description」;「Reverse (Accruals)」;「New (Accruals)」;「Balance」列が 2 つ以上ある場合は、最初が前の残高、最後が現在の残高。
prepaid amort「Vendor」または「Name」;「Description」または「Memo」;「Cum Invoices」、なければ「Total to Amortize」、それもなければ「Total」;「# of mos」;「Start Date」;「End Date」。
fixed assets「Description」;「Vendor」または「Name」;「In Service」または「Date」(廃棄・売却・除却の日付は決して使いません);「Purchased」;「Useful Life」(見出しに年と書かれていない限り月単位);「Residual Value」または「Salvage Value」(任意。空欄またはダッシュは 0 として扱います);「Total Accum Depr」、「Accum Depr」または「Accumulated Depreciation」。

ラベルが「Total」「Totals」「Per GL」「Difference」「Grand total」「Beginning balance」「Ending balance」「Invoices」「Expense recognized」のいずれかとちょうど一致する行は、フッター行として読み飛ばされます(固定資産台帳では「Total」「Per GL」「Difference」のみ)。大文字・小文字と余分なスペースは無視されます。「Total advances」のようにそれより長いラベルは、明細行として合計に加算されて明細表の金額が 2 倍になり、その結果「例外」と表示されます。そのため、フッター行のラベルは、その単語だけにしてください。

「Per GL」行、合計行、「Difference」行

どのタブでも、ハルノは「Per GL」、「Total」または「Ending balance」、「Difference」で始まる行も読み取ります。

タブにあるものハルノの扱い
合計と「Per GL」「Difference」は合計から「Per GL」を引いた額とし、手入力された「Difference」は無視します。
「Per GL」と「Difference」があり、合計がない「Per schedule」は「Per GL」に、手入力された「Difference」を加えた額になります。計算を検証させるには、合計行を追加してください。
「Difference」があり、「Per GL」がないロールフォワード、未払計上、前払費用、固定資産のタブ:「Per schedule」を元帳残高と突き合わせ、手入力された「Difference」は置き換えます。銀行または external のタブ:手入力された「Difference」で判定し、「Per GL」と「Per schedule」は「—」と表示します。
「Per GL」も「Difference」もない決算月の元帳残高に対する「Per schedule」を使います。銀行または external のタブには、ハルノが合計できる行がないため、「open」になります。
「Per GL」のみ計算するものがないため、「open」になります。合計行を追加してください。

タブに月が横に並んでいる場合は、決算月の列を使います。1 つのタブに、台帳の取得原価と減価償却累計額のように、日付のない明細表が 2 つある場合は、照合結果が悪いほうの列で判定します。

ワークブックが照合する月

ワークブックは、目次シートの日付が属する月を照合します。結果は勘定科目と月ごとに保持されるため、以前の月の結果も残り、その例外も引き続き報告されます(「以前の月の例外」をご覧ください)。以前の月のステータスを一覧できる画面はなく、照合バインダーには最新の月しか表示されないため、毎月、[照合]レポートを書き出してください。

ハルノはファイルを名前順に読み込みます。「Recon 2026-06 2.xlsx」のようなコピーは、コピー元のファイルの直後に読み込まれます。勘定科目の台帳と前払費用の契約は、最後に読み込んだワークブックから取得します。ファイル名に英語の月名を使うと、「Recon July」は「Recon June」より前に並ぶため、6 月の台帳が 7 月の元帳と比較されてしまいます。年と月の数字を使った名前にすれば、これを避けられます。

毎月、その月のワークブックで決算する
[照合]タブ、[照合の例外]タイル、ポートフォリオの件数には、貸借対照表の数値がある最新の月が表示されます。網羅性のチェック、減価償却と償却の比較には、いずれかのワークブックが照合した最新の月が使われます。5 月のワークブックだけで 6 月を決算すると、6 月のページには照合が表示されず、タイルには「この決算を対象とする照合バインダーがありません」と表示され、[レポート]カードに[照合]の行はありません。

照合のステータス

タブが照合する勘定科目には、その月について 1 つのステータスが付き、差異だけで決まります。

ステータス色判定ルール対処
「照合済み」(reconciled)緑差異が 0.00 に丸められる場合。プラスでもマイナスでも 1 セント未満です。対処は不要です。
「例外」(exception)赤プラスでもマイナスでも 1 セント以上で、重要性基準は関係しません。recon_exceptions(重大度「高」)の指摘事項が出ます。その月の明細表または帳簿を修正します。
「open」(未検証)黄(アンバー)差異を計算できない場合。ハルノが読み取れる合計がない、「Per GL」行しかない、勘定科目表にない勘定科目で「Per GL」もない、またはその月の元帳残高がない、のいずれかです。タブに合計を記載します。元帳残高を確認します。

許容差を設けない理由:42,000 ドルの前渡金勘定に生じた 250 ドルの差異は小さな金額ですが、明細表の行か元帳の記帳のどちらかが誤っていることを意味します。重要性基準が決めるのは、明細表のない残高のうち、追いかける価値があるものがどれかです(「照合の網羅性と除外」をご覧ください)。重要性基準が差異を一致に変えることはありません。調整項目のセクションはなく、差異を「説明済み」としてマークする方法もありません。翌月に計上予定の請求書のような正当な期ずれの項目であっても、その勘定科目は「例外」になります。除外や了承の操作でも解消されません。

recon_gl_mismatch(重大度「高」)は、タブに記載された「Per GL」が元帳残高と 1 セントを超えて異なるタブを報告します。タブ自体の中では合計が一致している場合でも同様です。「At <date>, the schedule's ledger figure <x> differs from the current ledger balance <y>; it is tied to a stale figure」(<date> 時点で、明細表の元帳の数値 <x> は現在の元帳残高 <y> と異なります。この照合は古い数値に結びついています)。これと recon_exceptions のどちらにも[解決…]ボタンはありません。その月の明細表または帳簿を修正して解消します。「照合チェック」をご覧ください。

「open」は未検証であり、照合済みではありません
「open」のステータスでは指摘事項が出ず、網羅性の面でも対応済みとして数えられるため、月が「fully reconciled」としてロックされることを妨げません。「open」の行は、まだ誰も検証していない明細表として扱ってください。

アプリでの照合結果の見かた

会社の[照合]タブには、ページが報告している月について、照合された各勘定科目が、[総勘定元帳]、[明細表]、[差異]、[ステータス]の各列とともに一覧表示されます。赤い「例外 →」をクリックすると、その勘定科目の明細表が下に開きます。[明細表]カードには、各明細表がハルノの再計算した形で、勘定科目ごとに 1 つの開閉セクションとして表示され、例外の明細表は最初から開いています。ロールフォワードと未払計上の行は再計算した残高と並べて、前払費用の契約や固定資産台帳もあわせて表示され、示された残高と合わない行には ⚠ が付きます。銀行または external のタブには表示できる行がありません。ステータスの表とそのカードの間にある[照合のない重要な残高]には、どの明細表にも裏づけられていないものが一覧表示され、QuickBooks のレポートで照合される会社では、[照合レポートのない残高]に、照合レポートが期待されていない残高が一覧表示されます。何も照合されていない場合、タブには「この締めには照合がありません」と表示されます。「[照合]タブ」をご覧ください。

[照合の例外]タイルとポートフォリオ

場所表示内容
[概要]▸[照合の例外]タイル「—」に「この決算を対象とする照合バインダーがありません」と添えられている場合:その月は何も照合されていません。緑の「✓」に「すべて照合済み」と添えられている場合:例外はありません(「open」の行は例外に含まれません)。赤い件数に「未解決の例外」と添えられている場合:例外の状態にある勘定科目があります。
[ポートフォリオ]▸[指摘事項のある会社]タイル2 行目に「照合の例外なし」、「照合の例外 1 件」または「照合の例外 N 件」が表示され、該当する場合はさらに「照合ファイルのない決算 1 件」または「照合ファイルのない決算 N 件」が表示されます。
[ポートフォリオ]▸[表]レイアウト▸[照合の例外]列会社ごとの件数で、0 を超えると赤、0 のときは緑で表示されます。または「—」が表示され、カーソルを合わせると「この決算を対象とする照合バインダーがありません」と表示されます。

ポートフォリオレポートでの表示

[帳簿]▸[ポートフォリオレポートを書き出す…]で書き出すポートフォリオレポートには、会社ごとに「Reconciliation status」(照合ステータス)カードがあります。何も照合されていない場合、カードには「No reconciliation binder ingested for this close.」(この決算では照合バインダーが取り込まれていません)と表示されます。その[照合の例外]タイルには、ゼロという件数ではなく、「—」と「この決算を対象とする照合バインダーがありません」が表示されます。「ポートフォリオレポート」をご覧ください。投資家向けレポートには、照合に関する内容がまったく含まれません(「投資家向けレポート」をご覧ください)。

照合バインダーレポート

照合バインダーには、照合されたすべての勘定科目とそのステータス、明細表のない重要な残高、そして各明細表を行ごとに再計算した結果が載っています。会社の[レポート]カードの[照合]の行にあたります。その行を押すと[照合]タブで表示され、行の[…]メニュー▸[書き出す…]を使うと、PDF とウェブページとして保存されます。ファイル名は「Acme Inc — Reconciliation Jun 2026」のようになります。各部分の説明は「照合バインダー」をご覧ください。

明細表の種類各勘定科目のセクションの内容
rollforward各行を「Beg bal」「Debit」「Credit」から再計算し、「End bal」が 1 セント以上異なる行には ⚠ が付きます。
accrual_reverse_new同様に、前の残高、新規計上額、戻し額から再計算します。
prepaid_amort各契約の合計額、月数、サービス開始、決算月までに認識した額(サービス開始月からの定額法)、残額。
fixed_assets取得原価の勘定科目の下に、各資産の取得原価、耐用月数、月次の減価償却費、決算月までの減価償却累計額、NBV(帳簿価額)が表示されます。減価償却累計額の勘定科目のセクションには、「No asset registry extracted.」(資産台帳が抽出されませんでした)と表示されます。
bank_stmt と externalフッター行のみ。

各勘定科目のセクションは、印刷時に新しいページから始まり、「Per schedule <x> · Per GL <y> · Difference <z>」という行で終わります。一覧にするものがないセクションには、「No itemized rows extracted.」(明細行が抽出されませんでした)、「No prepaid schedule extracted.」(前払費用の明細表が抽出されませんでした)、「No asset registry extracted.」のいずれかが表示されます。

減価償却の再計算方法
  • 月次の減価償却費は、取得原価(残存価額がある場合はそれを差し引いた額)を耐用月数で割った額を、セント単位に丸めたものです。
  • 経過月数は、供用開始月から決算月までを数えます。2023 年 12 月から 2026 年 6 月までは 31 か月です。
  • 減価償却累計額は耐用期間の終了時点で止まり、最終月が丸めによる端数を吸収します。250,000 を 60 か月で償却すると、累計は 250,000.20 ではなく 250,000.00 になります。前払費用の償却も、最終月が端数を吸収します。
  • 取得原価または耐用月数が空欄またはゼロの場合、減価償却の数値には「—」が表示されます。供用開始日のない資産には、月次の費用のみが表示されます。

⚠ は、その行を手作業で確認するよう求める印であり、ステータスを変えることはありません。前受収益のような負債のロールフォワードでは、期首残高から借方を引き、貸方を加えた額として確認します。照合バインダーが対象とするのはページが報告している月で、その月が照合されている場合にだけ提供されます(「ワークブックが照合する月」をご覧ください)。

照合の網羅性と除外

網羅性のチェックは、照合されないままの残高がないかを確認します。会社に照合がある最新の月について、残高が重要性基準以上である貸借対照表の勘定科目には、タブか除外のどちらかが必要です。ただし、資本の勘定科目(当期純利益、Opening Balance Equity、利益剰余金、払込資本)は、必要とされません。どちらもない勘定科目があると、recon_coverage(重大度「中」)が出るほか、照合バインダーに「Coverage alerts」(照合漏れの警告)の行が追加されます。弥生会計で照合している現金の勘定科目は、除外として記録してください。残高がゼロの勘定科目が指摘されるのは、重要性基準が 0 の場合だけです。照合がまったくない会社では、このチェックは何も出しません。これは評価されていない状態であり、問題がないという意味ではありません。

QuickBooks の照合レポートだけで照合する会社には、銀行口座とクレジットカード口座ごとにレポートがあることが期待されます。対象は、貸借対照表の「cash」または「bank」と書かれた行にある、またはその行の下にある資産、「credit cards」と書かれた行の下にある負債、そして過去にレポートで照合されたことのある勘定科目です。それ以外の残高は指摘事項にはならず、[照合]タブに別に一覧表示されます。その会社の下書きでは[重要性基準(ドル)]も[他で照合済みの勘定科目]も尋ねられず、既定の重要性基準である 1,000 ドルが適用されます。

重要性基準

重要性基準はドル単位です。下書きがワークブックを見つけると、確認フォームの[重要性基準(ドル)]の行に、1,000 ドルが下書き値として入ります。1000 は 1,000 ドルの残高であり、$1,000k ではありません。0 の場合は、すべての残高に明細表が必要になります。ワークブックがなければ、この質問は表示されず、1,000 ドルが適用されます。一度回答すると、変更できるのは[もう一度下書きする]のとき(記録済みのすべての回答が破棄されます)か、アシスタントにマッピングの編集を依頼したときだけです(「アプリでまだできないこと」をご覧ください)。

適用される場面ルール
売掛金年齢表と売掛金残高の比較重要性基準と 1 セントのどちらよりも大きい差が報告されます。
仕入先別の取引明細仕入先の行が、その月の損益計算書の数値を、重要性基準と 1 セントのどちらよりも大きく上回る場合に報告されます。
前受収益のロールフォワード重要性基準と 1.00 ドルのどちらよりも大きい差が報告されます。
試算表と財務諸表の比較重要性基準より大きい差が報告されます。
照合のステータス適用されません。1 セントでも「例外」です。
減価償却と償却適用されません。許容差は 1.00 ドルで固定です。

除外を記録する

除外は、その勘定科目が別の場所で照合されている、または明細表がないことが想定されている、ということを示します。確認フォームの[他で照合済みの勘定科目]の行に記録するか、あとで recon_coverage の指摘事項で[解決…]を選び、[回答を記録]をクリックして記録します。できるだけ正確な勘定科目番号を入力してください。入力した番号は、照合バインダーの「Coverage alerts」を含め、どこでも同じ方法で勘定科目と対応づけられます。除外によって出なくなるのは網羅性の指摘事項だけです。例外や古い「Per GL」が解消されることはなく、すでにロックされた月が変わることもありません。どの勘定科目にも一致しない入力があると、unused_exemption(重大度「中」)が出ます。「Exemption <entry> matches no account. The balances it was meant to quiet are still reported.」(除外 <entry> は、どの勘定科目にも該当しません。この除外で抑えるつもりだった残高は、引き続き報告されます)。詳しくは「除外」と「指摘事項を解決する」をご覧ください。

減価償却・償却と方針のチェック

固定資産台帳または前払費用の明細表がある場合、ハルノはその両方を定額法で再計算し、ワークブックの月の総勘定元帳と比較します。資産計上のしきい値とは、お客様がしきい値を回答した場合に限って比較します。差異はそれぞれ schedule_drift の指摘事項になります(特記のない限り重大度「中」)。ハルノは差異を報告するだけで、耐用年数を提案したり、数値を修正再表示したりすることはありません。

方針現在の設定方法
資産計上のしきい値前払費用または固定資産のタブがある場合の、確認フォームの[資産計上のしきい値(ドル)]の行。2500 は 2,500 ドルです。あらかじめ入力されることはありません。「方針を定めるのは会社です。回答があるまでここには何も書き込みません。」下書きで 2,500 ドルを入れてしまうと、会社が一度も示したことのない方針に照らして、それより小さい金額で資産計上されたすべての資産が報告されてしまいます。回答されていない場合、資産としきい値との比較は行われません。
勘定科目ごとの耐用年数まだ質問しません。台帳の耐用年数は方針上の耐用年数とは比較されませんが、台帳自体は引き続き元帳と比較されます。
減価償却方法質問しません。定額法のみです。
乖離の許容額まだ質問しません。1.00 ドルです。
比較指摘事項の冒頭
しきい値を下回る金額で資産計上された資産「Cost <c> is below the policy threshold <t>, but the register capitalizes it …」(取得原価 <c> は方針のしきい値 <t> を下回っていますが、台帳はこれを資産計上しています…)
台帳の耐用年数と、記録済みの方針上の耐用年数との比較(すでに方針上の耐用年数を記録しているマッピングのみ)「Cost <c> is depreciated over <n> months, but policy <key> states <m> …」(取得原価 <c> は <n> か月で減価償却されていますが、方針 <key> は <m> か月と定めています…)
減価償却累計額と元帳の比較(差が 1.00 ドルを超える場合)「At <date>, <n> assets derive accumulated depreciation of <x>; the ledger carries <y> …」(<date> 時点で、<n> 件の資産から導いた減価償却累計額は <x> ですが、元帳には <y> が計上されています…)
当月の減価償却費と元帳の増減の比較「The register charges <x>; the ledger moved <y> from <date> to <date> …」(台帳は <x> を計上していますが、元帳は <date> から <date> の間に <y> 動いています…)
前払費用の未償却残高と元帳の比較「At <date>, <n> contracts leave <x> unrecognized; the ledger carries <y> …」(<date> 時点で、<n> 件の契約から <x> が未償却のまま残りますが、元帳には <y> が計上されています…)
当月の償却費と元帳の増減の比較「The schedule amortizes <x>; the ledger moved <y> from <date> to <date> …」(明細表は <x> を償却していますが、元帳は <date> から <date> の間に <y> 動いています…)

これらの比較では、ハルノは取得原価(残存価額がある場合はそれを差し引いた額)、耐用年数、供用開始日から再計算し、台帳自身の累計列は使いません。丸めの方式は、丸めた月額を繰り返す方法と、端数を最終月にまとめる方法のどちらも受け入れます。比較は減価償却累計額の勘定科目ごとに 1 回行い、その勘定科目に減価償却しているすべての台帳を合算します。台帳が元帳を裏付けない場合は、台帳か月次の仕訳のどちらかが誤っています。計上額が元帳の増減と合わない場合は、その仕訳が別の月に記帳されています。

比較が実行されない場合

次のいずれかは、重大度「中」の指摘事項になります。取得原価がゼロの台帳の行、耐用年数が正の月数でない行、または読み取れる供用開始日がない行。期間または開始日のない前払費用の契約。2 つの減価償却累計額の勘定科目を指定している台帳。この場合、影響を受ける勘定科目は、問題を修正したワークブックが、その勘定科目についてハルノが読み取るワークブックになるまで比較されません。決算月の前月以降にサービスが始まる前払費用の契約では、増減の比較を行わず、重大度「低」の指摘事項が出ます。これは決算状態に影響しません。元帳には請求日が保持されていないため、12 月 20 日に請求された、1 月 1 日からサービスが始まる保険契約は、不整合に見えてしまうからです。未償却残高の比較は引き続き実行されます。「Purchased」のセルが空欄または数値でない台帳の行は、そもそも資産として読み取られず、その行を指摘する指摘事項もありません。すでに「例外」になっている勘定科目は、recon_exceptions として一度だけ報告されます。

前受収益

貸借対照表に載っているのは、前受収益の期首残高と期末残高だけです。ハルノは、会社の請求データのエクスポート、またはワークブックのロールフォワードタブをもとに、増減を増加額(前もって請求した分)と認識額(提供済みの分)に分け、期首残高に増加額を加え、認識額を差し引いた額が期末残高と等しいかを確認します。重要性基準と 1.00 ドルのどちらよりも大きい差は、deferred_rollforward_drift(重大度「中」)になります。「At <date>, opening <o> + additions <a> − recognition <r> gives <d>; the books state <c>, <gap> apart. The split comes from the binder.」(<date> 時点で、期首残高 <o> に増加額 <a> を加え、認識額 <r> を差し引くと <d> になりますが、帳簿は <c> を示しており、<gap> の差があります。内訳の出所は照合バインダーです)。または「…from billing invoices.」(内訳の出所が請求書の場合)。数値が修正再表示されることはありません。

ワークブックを使うには、ハルノが前受収益として読み取るすべての勘定科目(名前で判別されます)に、ロールフォワードのタブを用意してください。この負債勘定では、「Credit」が増加額、「Debit」が認識額であり、「End Bal」から「Beg Bal」を引いた額は、「Credit」から「Debit」を引いた額と等しくなければなりません。ワークブックが分けられるのは、そのワークブック自身の月だけです。このタブも、他のタブと同じように照合されます。

[概要]タブの[前受収益]カードにはロールフォワードが表示され、[なぜ動いたのか?]を使うと、月の裏付けとなる行が表示されます。「前受収益のロールフォワード」をご覧ください。

ワークブックから内訳が測定されない理由
カードに表示される理由変更すること
「the binder carries a roll-forward tab for N of the M accounts read as deferred revenue and none for …」(バインダーには、前受収益として読み取られた M 個の勘定科目のうち N 個にロールフォワードのタブがあり、… にはありません)前受収益のすべての勘定科目に、ロールフォワードのタブを追加します。
「the binder's schedule for this month lists what makes up the balance and states no movement — every debit and credit on it is zero — …」(この月のバインダーの明細表には、残高の内訳が並んでいますが、増減の記載がありません。借方と貸方がすべてゼロです…)請求額を「Credit」に、認識した収益を「Debit」に記録します。
「the binder's schedule for this month opens at X and closes at Y, a movement of Z, while its credit and debit columns net to W — …」(この月のバインダーの明細表は X で始まり Y で終わり、増減は Z ですが、貸方と借方の列を差し引くと W になります…)「Credit」から「Debit」を引いた額が、増減と等しくなるようにします。

売掛金、買掛金と、それぞれの年齢表

ハルノは、会計ソフトの売掛金年齢表(明細版)に載っている未回収の請求書を、お客様が売掛金として指定した勘定科目の残高と突き合わせ、買掛金年齢表(集計版または明細版)を、お客様が買掛金として指定した勘定科目と突き合わせます。どの勘定科目がそれにあたるかを推測することはありません。帳簿にある月末を基準日とする明細版(売掛金の集計版は使用されません)を追加し、ファイルの中に年齢表があるときに確認フォームに表示される[売掛金の勘定科目]の行(買掛金年齢表の場合は[買掛金の勘定科目]の行)に回答してください。重要性基準と 1 セントのどちらよりも大きい差は、aging_disagrees_with_balance(重大度「高」)になり、対象は「A/R aging @ <date>」または「A/P aging @ <date>」、文は「<n> open invoices total <x> at <date>; the ledger carries <y> on <accounts>, a gap of <g>.」(<n> 件の未回収の請求書は、<date> 時点で合計 <x> であり、元帳の <accounts> には <y> が計上されています。差は <g> です)のようになります。したがって、既定の 1,000 ドルでは、差が 1,000 ドル以下であれば指摘事項は出ません。指定した勘定科目にその日付の残高がなければ、何も比較されません。QuickBooks から同期した会社では、下書きがこれらの勘定科目を QuickBooks の勘定科目の種類によって自分で指定します。「その他のレポート」をご覧ください。マッピングの作成後に年齢表を追加した場合は、「後からファイルを追加する」もご覧ください。

ワークブックのない会社

貸借対照表と損益計算書だけでセットアップし、照合ワークブックも QuickBooks の照合レポートもない会社も、通常どおり決算できます。月はロックされます。ただし何も照合されず、アプリはそのことを示します。決算結果には照合バインダーがない理由が記され、月は「not reconciled」(未照合)としてロックされ、アプリには「問題なし」という結果ではなく、ダッシュ(—)か空の表が表示されます。

場所表示される内容
決算結果グレーの注記:「No reconciliation schedules were provided for this company, so this close has no reconciliation binder. Add the company’s reconciliation schedules — a reconciliation binder, or the QuickBooks reconciliation reports saved as PDF — to include one.」(この会社には照合の明細表が提供されていないため、この決算には照合バインダーがありません。バインダーを含めるには、会社の照合の明細表(照合バインダー、または PDF として保存した QuickBooks の照合レポート)を追加してください。)
決算状態のチップと[月次]シート「not reconciled」(未照合、灰色)。[月次]シートでは各月の下に「この月の締め時には、何も照合されていません。」と、状態を変えるために必要なことを示す行が表示されます。チップにポインタを合わせると、その理由が表示されます。
[レポート]カード[照合]の行がありません。
[照合の例外]タイルとポートフォリオ「—」と「この決算を対象とする照合バインダーがありません」が表示されます。[指摘事項のある会社]タイルには、「照合ファイルのない決算 1 件」(または「照合ファイルのない決算 N 件」)が加わります。
[照合]タブ「この締めには照合がありません」と表示されます。
ポートフォリオレポート「No reconciliation binder ingested for this close.」(この決算では照合バインダーが取り込まれていません)に加えて、[照合の例外]タイルには「—」と「この決算を対象とする照合バインダーがありません」が表示されます。
[指摘事項と質問]recon_exceptions、recon_gl_mismatch、recon_coverage、減価償却と償却の比較は出ません。検証する対象がないためです。

財務諸表に対するチェックはすべて引き続き実行されます。売掛金年齢表の明細版または買掛金年齢表を追加して勘定科目を指定すれば、年齢表との突合も実行され、請求データのエクスポートが内訳を提供する場合は、前受収益のチェックも実行されます。

決算状態は慎重に読んでください
その月について帳簿に照合がない月は、重大度「高」または「中」の指摘事項が未解決でない限り、灰色の「not reconciled」(未照合)と表示されます。未解決の指摘事項がある場合は「reported with exception」になります。各月は個別に判定されるため、8 月の照合バインダーやレポートは、7 月については何も語りません。「fully reconciled」は、その月について帳簿に照合があり、ロックの時点で重大度「高」「中」の未解決の指摘事項がなかったことを意味するだけなので、どの明細表も検証していない残高については、やはり何も語りません。月は、再オープンしてもう一度決算するまで、ロックされたときの状態を保ちます。月が照合済みだったと誰かに伝える前に、[照合の例外]タイルにダッシュが表示されていないか確認してください。

ワークブックを後から追加する

ワークブックなしで下書きしたマッピングは、あとから追加されたワークブックを読み取れません。読み込み結果の行には「コピー済み · マッピング対象外」と表示され、[ファイル]タブには次の決算でそのファイルが除外されると表示されます。決算の結果にはそのファイルの名前が示され、ファイルは元の場所に置かれたままである旨が表示されます。ワークブックを追加し、(読み込み結果または会社の[勘定マッピング]タブで)[マッピングをもう一度下書き]を押すか、[帳簿]▸[マッピングを確認…]▸[もう一度下書きする]を選び、決算する前に新しい下書きを承認してください。もう一度下書きすると、記録した回答は破棄されます。また、新しい下書きがロック済みの月を以前と異なる形で表示する場合、その月を再オープンするまで次の決算は拒否されます。先に「マッピングを変更する」をお読みください。[もう一度下書きする]は、ファイルに同じ財務諸表のエクスポートが 2 つ含まれていても実行できます。複数の月を決算した会社では、これが通常の状態です。最新の月までのエクスポートから下書きされ、除外されたほうが示されます(「もう一度下書きする」をご覧ください)。QuickBooks の照合レポートは、もう一度下書きしなくても読み取られます。誤ったファイルを追加した場合は、次の決算がそのファイルを読み取るまでは、会社のページの[ファイル]タブにある[会社から削除]で取り除けます。

照合が決算状態を決める仕組み

決算では毎回、ロックできる月が、残高が一致しているかどうかにかかわらずロックされ、未解決の重大度「高」「中」の指摘事項が記録されます。1 件もなければ、その月は「fully reconciled」になり、1 件でもあれば「reported with exception」(例外事項ありで報告済み)になります。その月について帳簿に照合がない場合は突き合わせるものがないため、未解決の指摘事項がなければ、代わりに「not reconciled」(未照合)としてロックされます。照合がほかの 2 つの状態に影響するのは、指摘事項を通じてだけです。したがって、「fully reconciled」はすべての残高が一致したという意味ではありません。「open」の行、除外された勘定科目、重要性基準を下回る残高は、検証されません。「決算状態」をご覧ください。

ロックの時点で次のいずれかが未解決だと、その月は「reported with exception」になります。recon_exceptions(重大度「高」)、recon_gl_mismatch(重大度「高」)、recon_coverage(重大度「中」)、schedule_drift(重大度「中」)、deferred_rollforward_drift(重大度「中」)、aging_disagrees_with_balance(重大度「高」)、schedule_movement_unexplained(重大度「中」)、unused_exemption(重大度「中」)、そして evidence_integrity(重大度「中」。ハルノが保持しているワークブックのコピーが、見つからない、変更されている、または読み取れない場合に出ます)。前払費用の増減の比較を実行できなかったときの重大度「低」の schedule_drift と、「open」のステータスは、決算状態に影響しません。

以前の月の例外

recon_exceptions と recon_gl_mismatch は、帳簿にあるすべての月をチェックします。以前の月に残った例外は、その後のすべての決算で報告され、その月が一致するまで、そのたびに対象の月は「reported with exception」としてロックされます。除外も、後の月に記帳した修正も、これを解消しません。6 月の明細表は、あくまで 6 月の元帳と比較されるためです。その月の修正済みワークブックを同じ名前で保存した場合は、元のワークブックの後に読み込まれるため、保持される結果はその修正済みのものになります。別の名前で保存した場合は、ファイル名の順に読み込まれ、元のワークブックに負けることがあります。そのため、修正済みのものを送る前に、会社名とファイル名を添えて info@inferara.com のサポートまでご連絡ください。

ロック済みの月を修正する

ロック済みの月の状態は、報告した時点で事実だったことを記録したものであり、あとから原因を修正しても変わりません。決算状態のチップまたは[月次]シートから、理由を書いて月を再オープンし、原因を修正して、もう一度決算します。「月の再オープン」をご覧ください。修正済みのワークブックを使う場合は、先に上の「以前の月の例外」をお読みください。

作例

Nimbus Biotech, Inc. は、架空の数値を使ったデモ用の会社で、6 つのタブがある 2026 年 6 月のワークブックを送ってきます。この会社のマッピングでは、現金の勘定科目(1010、1020、1030)と、明細表を作成していない買掛金の勘定科目が除外されています。当期純利益を含む資本には、明細表は想定されていません。重要性基準は 1,000 ドルです。照合バインダーの「Status summary」(ステータスの要約)は次のとおりです。

Account(勘定科目)Schedule(明細表の種類)Per GL(総勘定元帳の金額)Per schedule(明細表の金額)Difference(差異)Status(ステータス)
1410 Prepaid Servicesprepaid_amort35,000.0035,000.000.00reconciled
1420 Prepaid Insuranceprepaid_amort25,000.0025,000.000.00reconciled
1440 Advance to Suppliersrollforward42,000.0042,250.00250.00exception
1510 Lab Equipmentfixed_assets280,000.00280,000.000.00reconciled
1610 Accumulated Depreciation - Lab Equipmentfixed_assets(132,500.09)(132,500.09)0.00reconciled
1810 Security Depositsrollforward25,000.0025,000.000.00reconciled
2210 Accrued Expensesaccrual_reverse_new42,000.0042,000.000.00reconciled

1440 Advance to Suppliers:例外。ロールフォワードには、Glassworks Ltd が 15,000、BioReagent GmbH が 20,000、PackCorp が載っています。PackCorp は期首が 7,000 で、6 月に借方 250 があり、期末が 7,250 です。合計は 42,250 です。このタブには「Per GL」の記載がないため、ハルノは取り込んだ元帳残高 42,000 を使います。これは 3 件の期首残高の合計と等しい額です。PackCorp への 6 月の 250 ドルの前渡金が、明細表には載っているのに帳簿にはないか、そうでなければ明細表が誤っています。指摘事項は recon_exceptions(重大度「高」)で、タイトルは「照合に例外あり」、対象は「1440 Advance to Suppliers @ 2026-06-30」、文は「The schedule does not tie to the ledger at Jun 30, 2026: difference $250.00.」(明細表が 2026 年 6 月 30 日時点の元帳と一致しません:差異 $250.00)です。

1450 Deposits Receivable:明細表なし。6 月 30 日時点の残高は 8,500 で、タブも除外もなく、重要性基準の 1,000 ドルを上回っています。指摘事項は recon_coverage(重大度「中」)で、タイトルは「照合資料なし」、対象は「1450 Deposits Receivable」、文は「The $8,500.00 balance at Jun 30, 2026 has no reconciliation.」(2026 年 6 月 30 日時点の残高 $8,500.00 に照合がありません)です。照合バインダーの「Coverage alerts」には、「1450 Deposits Receivable — material balance 8,500.00 with no reconciliation」(1450 Deposits Receivable — 重要な残高 8,500.00 に照合がありません)と表示されます。対処としては、会社がタブを追加するか、お客様が除外を記録します。1450 は財務諸表にも載っておらず、これは別の指摘事項です(「チェックの一覧」をご覧ください)。

残りは一致。2025 年 12 月 1 日から始まる LabServ Co の 12 か月契約(84,000)は、6 月 30 日時点で 35,000 が残っており、60,000 の保険契約は 25,000 が残っています。「15XX Fixed Assets」タブは、1510 を取得原価(250,000 と 30,000 の合計)で、1610 を累計列の符号を反転した (132,500.09) で一致させています。照合バインダーの 1510 のセクションは、台帳を次のように再計算しています。

Asset(資産)In service(供用開始日)Cost(取得原価)Life (mo)(耐用月数)Monthly depr(月次の減価償却費)Months to June 2026(2026 年 6 月までの月数)Accum → close(決算月までの累計)NBV(帳簿価額)
Sequencer + bench equipment2023-12-01250,000.00604,166.6731129,166.77120,833.23
Cryo storage unit2026-03-0130,000.0036833.3343,333.3226,666.68

6 月がどの状態でロックされるか

recon_exceptions、recon_coverage、財務諸表に関する指摘事項が未解決のままだと、6 月は「reported with exception」としてロックされます。会社の最初の決算では、同じ一覧が、その決算でロックされるすべての月に対して記録されます。これを変えるには、PackCorp の差異を修正し、1450 に明細表または除外を用意し、財務諸表の指摘事項に対処してから、6 月を再オープンしてもう一度決算します(「ロック済みの月を修正する」をご覧ください)。1450 だけを除外しても、1440 の例外は残ります。

ワークブックが原因で決算が止まる場合

ワークブックの問題で止まるのは、その会社の決算だけです。結果カードには、そのステップ自身の言葉で理由が示されます。「トラブルシューティング:決算」もご覧ください。

結果カードの表示ワークブックで確認する原因
「決算できませんでした」と、ワークブック内の日付または数値に関する文財務諸表の最新の月を含まない、複数の月が示された目次シート(日付がないもの、またはその月を含む日付があるものは、その月として読み取られます)。12,000 か月を超える前払費用の期間(「# of mos」)、または整数として読み取れないほど大きい「# of mos」もしくは「Useful Life」。見出しが日または週を示す、あるいは月と年の両方を示す「Useful Life」の固定資産台帳、月数が整数にならない年単位の耐用年数、または 0 から取得原価までの金額ではない「Residual Value」。現金主義のエクスポートなど、ワークブック以外の原因でも、同じように決算が止まります。
「一部のみ決算」と、バインダーのステップの文耐用年数が 0 未満、または 12,000 か月を超える台帳の行。ロックされる月はありません。
ワークブックの名前が示され、そのまま置かれた旨が表示されるマッピングに照合のセクションがない、または目次シートの名前がマッピングに記録された名前と異なる。

「60 months」のようにテキストで書かれた期間や耐用年数では、決算は止まりません。その行は期間なしとして読み取られ、重大度「中」の指摘事項が出ます。小数の値は整数の月数に切り捨てられます。12.5 は 12 と読み取られます。追加済みのワークブックは決算のたびに読み込まれます。前回の決算以降に追加したものは[会社から削除]で取り除けますが、以前の決算が読み取ったものは残るため、追加する前に修正してください。ワークブックがすべての決算を壊し、取り除けない場合は、会社名とファイル名を添えて info@inferara.com のサポートまでご連絡ください。

次のステップ

各チェックの意味、ロックによる月の記録の仕組み、そして照合バインダーを書き出して送る方法をご覧ください。